2006年02月20日
紙がない

翌朝、早朝に目が覚めた。いまだにキャンプではぐっすり眠れない。
せっかく早起きしたので、早朝の澄んだ空気を楽しみながら散歩としゃれ込んでいると、急に“大”がしたくなってきた。早速近くのトイレに入ると、紙がない。
冷静を装いつつ(笑)他のトイレに行くと、そこにもない。
だんだん緊急度が上がってきた。ダッシュでテントに戻り、脂汗を書きながらポケットティッシュを全部つかんでトイレに駆け込んだ。人に見られたらかなり恥ずかしい姿・・・。
素晴らしいキャンプ場だけど、紙がないのはいけないな~。たまたまかもしれないけれど、たまたまでも切らさないで、お願い・・・。
無事用を足ししばらくすると、隣りの家族もお目覚め。勧められるままに朝食もいただいた。見ず知らずの俺にこんなに良くしてくれるなんて、なんて親切な人だ。
7時半、少し名残惜しいが別れを告げ、走って見送ってくれる子供達に手を振って出発した。
結局お互い名前は聞かなかった。俺には初めてのことで、こういうとき聞いたほうがいいのかどうか分からなかったし、「名前も聞かないまま別れた」っていうドラマに浸りたかったのもあったのかも。
住所を聞いてお礼状や菓子折りの一つでも送ればよかったのかもしれないし、そんなのは野暮なのかもしれない。今でも良く分からないけれど、とにかくこのときは一生懸命お礼を言った。
初めてのほかのキャンパーとの交流、ツーリングライダーならではの出会い。月並みだけど、とてもいい思い出になった。
Posted by gyozza at 13:36│Comments(0)
│キャンプ
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