駐車場野宿

gyozza

2006年02月08日 19:28

初めてのキャンプツーリングから3ヶ月のお盆休み。
今回は諸々の事情により、急遽購入したKDX125SRでのツーリングだ。

目的地は、オフ雑誌で見た林道を走るため、とりあえず野尻湖高原を目指すことにした。
予定は2泊。


天気の関係で出発が大幅に遅れた。会津若松を経てR252を只見方面へ進路を取ったものの、あまりにも出発が遅かったために、その頃にはすっかり日が暮れてしまっていた。しかし、キャンプ経験の少ないくせに、「田舎なら適当な公園で野宿できるだろう」とタカをくくって先に進んだ。

もちろん心中はそんなに余裕ではない。そして実際、考えが甘かった。
こういうときに限っていい公園など見つからず、川原などで野宿したくても、真っ暗過ぎて適当な場所など探しようが無かった。明るいうちに当たりをつけておくべきなんだと思い知ったが、後の祭りだ。

おまけに雨がポツポツ落ち始める。
ここで雨が降り始めたらどうしたらいいのかわからない。キャンプ初心者の俺に、雨でテントを張るなんていうのは不可能に思えた。中身までビショビショになるのがオチで、とても寝るなんて無理だ。
かといって既に市街地からは遠くはなれ、ビジネスホテルなどありそうもない。
少々パニック状態になり、焦って走り回った。

しばらく進むと、「沼沢湖」という看板を発見。湖ならば湖畔にテントを張れそうだ。程なく到着すると、いきなりキャンプ場が目に飛び込んできた。キャンパーもいる。(沼沢湖キャンプ場)
「よかった~~~~~~~~~」と安堵したのも束の間、受付時間が過ぎ、管理棟は既に人気が無い。それもそのはず既に8時を回っている。

無断でテントを張るような度胸はないし・・・・・・再び頭を抱えることになってしまった。とりあえずその小さな湖を一回りしてみたが、残念ながらキャンプに適した場所は見つからない。
ただ一箇所、人気の無い駐車場があった。

既に8時半を回っており、いま人が居ないならばテントを張っても大丈夫だろうと判断。駐車場のアスファルトの上にテントを設営した。月明かりもなく、遠くの薄暗い街灯の光だけが頼りの設営。簡単な構造のテントで助かった。手探りでも何とかなる。

こんな時ヘッドライトでもあれば全然違うのだが、この時点ではそんなものの存在は知りもしないのだった。


PETZL(ペツル) デュオLED14



(凄いのがあるんですね。ここまでは必要ないって行ったら紹介している意味無いけど。選ぶ時は軽量、長時間、防水、耐久性はもちろんですが、電池の入手し易さも考慮した方がいいと思います)


とりあえずテントが整ったところで、今回の秘密兵器、クライムコンロの登場!

前回寒さに震えながら教訓を得たわけだが、かさばるガスストーブの購入に踏み切ることが出来なかった。そこで、安価でコンパクトなコレの登場となったわけだ。
同時に購入したコンパクトなコッヘルでお湯を沸かし、カップラーメンをいただいた。


キャプテンスタッグ クライムコンロ



(エスビットよりかなり火力があります)






スノーピーク ソロセット極チタン



(始めたときからこれ使ってます。軽くてコンパクト。ご飯を炊いて味噌汁作ってと、一人用にはばっちりです。チタンは焦げ付き易いという話も聞きますが、確かに焦げ付きました(笑)、他のどうなんだろう。)



この固形燃料、火力が意外に強い。2~3粒でアッサリとカップラーメン一杯のお湯を沸かすことが出来た。難点は固形燃料の補給と、鍋底につくスス、そして少々コッヘルが不安定な点。
ただし、このコンパクトさは大きなメリットだ。

カレーうどんで温まった後、さっさとシュラフに包まった。この夏は異常気象でやたらに寒かったが、さすがに凍えるほどでもない。ただ、夜中に車が入ってきたりして、何度か目が覚めた。駐車場なんだから当然なんだけど、ただでさえ疲れの取れないテント泊なのにこの調子では、なかなか安眠というわけには行かないのであった。


(2日目につづく)

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